膝痛、脚の不調は全身の捻じれから
左膝の痛み ７０代女性 Uさん
相談内容
座った後の立ち上がり時の膝痛、歩行時違和感、慢性腰痛
（左膝は医療機関での処置、鍼灸治療などの経験ありいずれも再発）
一回目調整
立位検査
骨盤全体が左回旋、左脚重心
両足に体重がかかるように身体を誘導すると、上半身が斜め右を向いた状態になる
座位検査
骨盤が右上がり左下がりの傾いた状態になる
調整箇所：仙骨、腰椎
調整後：立位、座位の不均等いずれも半減
Uさん「腰が立った感じ」
調整後、立ち上がり時の痛み半減、日常での違和感も半減した
２回目調整
立位検査
骨盤右前出、右下がり、右脚重心
両足に体重がかかるように身体を誘導すると、右半身が後方に引け、左肩下がりの状態になる
座位
骨盤やや右前出、前回のような大きな傾きはない
調整箇所：腰椎、胸椎
調整後：ほぼ両足の中心に重心落下点がくるようになる
一回目二回目とも、立っている時に、どちらかの脚に体重が偏ってしまう状態だったのが、２回の調整で両足で身体を支える状態に変化。
Uさん「腰が伸びた感じ」
歪み自体は骨盤から背骨、全身、様々に存在しますが、歪みにより身体がねじれていく時も、目線・顔は正面を捉えているので結果的に首から下へねじれを押し込む状態になります。重力的にも内臓諸器官とともに軟部組織全体は下へ下へと下がり、ねじれの多くは骨盤部に溜まっていきます。
溜まったねじれは密度を増し、股関節の動きにくさと腰椎拘束として腰〜股関節を圧縮し続けていきます。
歳をとると、尻尾を丸めた動物のように骨盤が後傾しながら脚の動きが悪くなっていくのは、こうしたねじれの蓄積にあります。
Uさんの一回目「腰が立った感じ」、二回目「腰が伸びた感じ」という感想から、丸まった腰が立ちながら緩み伸びていくという体感がうかがえます。
Uさん、今まで膝に溜まった水を抜いたり、手術をしたり、膝そのものを対象とした治療を受けてきたので、腰や背骨の調整で膝には触れず、調整後全身のねじれが減少することに大変興味深く思われていました。
骨格細分化調整は捻じれ続け、蓄積されるしかない歪みを、逆方向に解放し続ける調整法です。
骨格的老化を遅らせる最高の方法と自負しております。